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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科51巻4号

1997年04月発行

文献概要

今月の臨床 低用量ピル—新しい避妊法を知る 低用量ピルの副作用

1.マイナートラブル

著者: 植村次雄1 鈴木亮子2

所属機関: 1横浜市立大学医学部産婦人科 2横浜市立大学薬剤部

ページ範囲:P.382 - P.384

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 従来型ピルはホルモン量を多く含むため副作用として,静脈血栓塞栓症,心筋梗塞などの虚血性心疾患,脳卒中など脳血管疾患,高血圧の4つの循環器系疾患の発症が報告され問題となっていた.低用量ピルは従来型のピルの避妊効果を維持しながらその副作用を軽減するためにステロイドホルモン量を減量し改良したものであり,不正性器出血などの副作用は増加しているが重篤な副作用は減少している.低用量ピルの日本で行われた臨床治験成績のおもな副作用の発現率は表11,2)のごとくであり,参考までに従来型ピルの組成を表2に示した.低用量ピルのマイナートラブルは次のごとくである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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