文献詳細
今月の臨床 低用量ピル—新しい避妊法を知る
低用量ピルの副作用
文献概要
1961年Jordanが経口避妊薬服用者に血栓症が偶発したと報告して以来,経口避妊薬服用と血栓・塞栓症発生リスクに関し,数多くの疫学的調査や凝固学的検討がなされてきた.現在では経口避妊薬を服用すると血栓症を併発しやすいことは,ほぼ間違いない事実とされているものの,低用量ピルによる血栓症の頻度はきわめてまれである.
経口避妊薬服用時の副作用を軽減するために,含有するエストロゲンの量を35μgに減少させ,いわゆる低用量ピルが誕生した.また,プロゲストーゲンも第1世代(ノルエチンドロンのタイプ),第2世代(ノルゲストレルのグループ),第3世代(デソゲストレル,ゲストデンのタイプ)と改良され,さらにまた投与法にも工夫が加えられてきた.
経口避妊薬服用時の副作用を軽減するために,含有するエストロゲンの量を35μgに減少させ,いわゆる低用量ピルが誕生した.また,プロゲストーゲンも第1世代(ノルエチンドロンのタイプ),第2世代(ノルゲストレルのグループ),第3世代(デソゲストレル,ゲストデンのタイプ)と改良され,さらにまた投与法にも工夫が加えられてきた.
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