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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科51巻5号

1997年05月発行

今月の臨床 エコーガイド下で何ができるか

産科

1.羊水穿刺

著者: 川鰭市郎1 玉舎輝彦1

所属機関: 1岐阜大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.508 - P.509

文献概要

 羊水穿刺は1961年にLileyらによって,血液型不適合胎児の赤芽球症の診断において,最初に診療上の有用性が指摘された1),以来さまざまな胎児情報をもたらす検査法として施行されてきたが,超音波画像診断装置の開発によりその安全性が高まり.現在では広く普及している.
 羊水穿刺の適応は表1に示したように多岐にわたっている,近年は臍帯穿刺による胎児血の分析が可能となり,羊水穿刺よりも精度の高い情報が得られる場合もあるが,手技の難易度は羊水穿刺が圧倒的に容易であり,今なお羊水穿刺の有用性は十分評価されるものである.ここでは検査法として胎児染色体分析について,また治療法として羊水過多に対する羊水穿刺について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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