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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科51巻5号

1997年05月発行

文献概要

今月の臨床 エコーガイド下で何ができるか 産科

7.胎児胎盤血流診断における負荷試験

著者: 村越毅1

所属機関: 1聖隷浜松病院産婦人科

ページ範囲:P.528 - P.531

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 近年の超音波検査の進歩は日常の産科臨床に大きく貢献し,なかでも超音波ドプラ検査はrealtimeに胎児のwell-beingを評価することを可能とした.とくに子宮内胎児発育遅延児(IUGR:intrauterine growth retardation)や妊娠中毒症などのhigh risk群の管理において,胎児胎盤血流計測は胎児心拍モニターと並んで胎児の機能評価,予後判定などにきわめて有用であると考えられる.
 IUGRや妊娠中毒症症例の胎児管理(well—beingの評価,早期娩出のタイミング)を実際の臨床の場で行うには,胎児を個別化して管理すること,とくにintensiveな管理が必要なhigh risk群とやや管理をゆるめてもよいlow risk群に分けることが重要であると考える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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