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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科51巻6号

1997年06月発行

今月の臨床 治療困難例の排卵誘発

内服剤による治療

3.ドーパミンアゴニスト投与時の消化器症状への対応は

著者: 合阪幸三1

所属機関: 1帝京大学医学部附属市原病院産婦人科

ページ範囲:P.592 - P.593

文献概要

 プロラクチン関連疾患(高プロラクチン血症,潜在性高プロラクチン血症)の診断が容易となり,排卵障害におけるこれらの疾患の重要性が認識されて以来,治療薬としてドーパミンアゴニストが投与される機会も多くなってきた.わが国では長い間利用できる薬剤はブロモクリプチンのみであったが,周知のようにプロモクリプチンは投与開始時に悪心・嘔吐を訴える症例が多かった.しかし,2年ほど前から消化器症状の少ない新しいドーパミンアゴニストのテルグリドも使用可能となり,薬剤選択の幅が広がりつつある.
 本稿では,これらの薬剤の投与方法について述べることとする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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