文献詳細
連載 Q&A
文献概要
Q 新生児B群レンサ球菌(GBS)感染症の予防に関する,現在の考え方をお教え下さい.(山口Y子).
A 重篤な新生児感染症の原因として重要なGBSについて,妊娠中の培養検査をどのように行い,どのように治療するかは,つねに異論があり,現時点でも確立された方法は紹介されていません.しかし,1996年6月に米国防疫センター(CDC)から,新生児GBS感染を予防するための管理方法に関する勧告が出され,ほぼ同時に,CDCの勧告に対する米国産婦人科医会(ACOG)の見解が紹介されました.それらを中心に,新生児GBS感染を予防するための最近の考え方を①妊婦のGBS培養を行う時期と治療の時期,②新生児GBS感染症予防のためのACOGの見解,の2回に分けてご紹介します.
A 重篤な新生児感染症の原因として重要なGBSについて,妊娠中の培養検査をどのように行い,どのように治療するかは,つねに異論があり,現時点でも確立された方法は紹介されていません.しかし,1996年6月に米国防疫センター(CDC)から,新生児GBS感染を予防するための管理方法に関する勧告が出され,ほぼ同時に,CDCの勧告に対する米国産婦人科医会(ACOG)の見解が紹介されました.それらを中心に,新生児GBS感染を予防するための最近の考え方を①妊婦のGBS培養を行う時期と治療の時期,②新生児GBS感染症予防のためのACOGの見解,の2回に分けてご紹介します.
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