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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科51巻7号

1997年07月発行

文献概要

今月の臨床 婦人科がんの化学療法—われわれはこうしいる

卵巣癌のSecond Line Chemotherapy

著者: 喜多恒和1 菊池義公1 工藤一弥1 永田一郎1

所属機関: 1防衛医科大学校産婦人科

ページ範囲:P.734 - P.739

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 最近,卵巣癌に対する化学療法として,再発・再燃患者に直接携わっている臨床医の立場から,second line chemotherapyの確立が要求され,さまざまな治療法が報告されるようになった.firstline chemotherapyとしてのCAP療法やCP療法の奏効度と比べて,second line chemotherapyのそれはけっして芳しいものとは言い難いが,プラチナ製剤に抵抗を示す症例の奏効度としては致し方ない結果と考えざるを得ない.プラチナ製剤に代わる抗癌剤が開発されないかぎり新規あるいは既存抗癌剤とプラチナ製剤との併用によるそれぞれの効果増強を期待した治療法を確立することが現状において可能かつ選択すべき対策と考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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