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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科51巻8号

1997年08月発行

今月の臨床 産科における検査法—有用性と再評価

妊娠初期

3.抗リン脂質抗体検査は不育症診断にどこまで有用か

著者: 豊島究1

所属機関: 1社会保険埼玉中央病院産婦人科

ページ範囲:P.800 - P.803

文献概要

 抗リン脂質抗体と不育症の関連が指摘されてからすでに10年以上になり1),抗リン脂質抗体症候群を定義する臨床像のひとつに不育症が挙げられていることから,産婦人科医の関心も高くなっている.その間にさまざまな抗リン脂質抗体検査法や,抗リン脂質抗体と不育症との関連が検討されたが,いまだにどの検査法が最も有用で,どうして流産や胎児死亡を起こすのか結論がでていない.そこで本稿では,抗リン脂質抗体検査と不育症の関係についての現状を問題点を挙げながら整理していきたいと思う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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