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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科51巻8号

1997年08月発行

今月の臨床 産科における検査法—有用性と再評価

妊娠中期

5.IUGRの病型診断は予後に関連するか

著者: 久保隆彦1 橋本雅2

所属機関: 1高知医科大学周産母子センター 2国立岡山病院産婦人科

ページ範囲:P.832 - P.836

文献概要

 IUGRは子宮内で胎児発育が遅延した状態であり,妊娠週数に応じた体重から逸脱した低体重の胎児を呈する症候群である.したがってその病因は複雑に複合し,それぞれに応じた多彩な臨床像を呈し,短期ならびに長期予後も異なってくることが推察できる.産科臨床において広く用いられている超音波検査によりIUGRは容易に描出され,その病型診断も可能となった.本稿ではIUGRの病型診断が予後にとって有用であるか否かがテーマであるため,病型別の短期ならびに長期予後を高知医科大学のこれまでの成績を調査し,これを基に略述したい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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