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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科51巻8号

1997年08月発行

今月の臨床 産科における検査法—有用性と再評価

妊娠中期

8.早産予知に経腟超音波断層法は有用か

著者: 沖津修1

所属機関: 1町立半田病院産婦人科

ページ範囲:P.844 - P.847

文献概要

 産科臨床において早産の予知・予防はいまだ大きな課題である.自然早産は,切迫早産,頸管無力症,満期以前の前期破水(preterm PROM)など,さまざまな原因によって引き起こされる.それら一つ一つの病因・病態が十分に解明されていない現在では,早産発生を予知することは困難といわざるをえない.しかし,近年では頸部・頸管の状態を精細に観察できる経腔超音波断層法を早産予知に応用する試みがさかんとなっている.本稿では,1)経腟超音波はどのように早産予知に有用か,2)予知を予防へと発展させることはできるか,3)経腟超音波を他の検査法と比較して,4)経腟超音波をどのように日常臨床に応用するのか,について文献的な考察を基に言及する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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