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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科51巻8号

1997年08月発行

今月の臨床 産科における検査法—有用性と再評価

妊娠末期

1.骨盤計測はどこまで有用か

著者: 有賀敏1

所属機関: 1聖母会天使病院産婦人科

ページ範囲:P.852 - P.855

文献概要

 骨盤計測にはX線撮影とそれ以外の方法1)があるが,後者は客観性に乏しく,現在行っている施設は少ないと思われるので,X線撮影による骨盤計測について述べる.骨盤計測は経腟分娩を前提として行われるわけであり,CPD(児頭骨盤不均衡)確認以外の予定帝王切開(帝切)の症例にはおのずから不要である.しかし,分娩様式に対する考え方は医師により異なり,また施設間における条件の違い,社会環境の変化は,骨盤計測の頻度に大きな差を生じる.ここでは,多人数の医師が多数の分娩を扱う施設での状況を,1983年と最近の3年間について検討し,骨盤計測の有用性について評価を加える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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