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連載 カラーグラフ 実践的な腹腔鏡下手術・9
TLM(Total Laparoscopic Myomectomy):Ⅰ—ハーモニック・スカルペルを用いて
著者: 伊熊健一郎1 子安保喜1 山田幸生1 西尾元宏1
所属機関: 1宝塚市立病院産婦人科
ページ範囲:P.905 - P.907
文献購入ページに移動TLM(全腹腔鏡下子宮筋腫核出術)に際しては,①まず鉗子操作による筋腫核の状態の評価,②視野確保や手術操作が可能かどうかの判断,③適応要件を満たさずむりな場合には開腹手術への切り替え,などを確認したうえで筋腫核出の手術操作に移る.また,筋腫核出の手術手順に関しては,下の模式図に示したように①腹腔内の観察,②子宮筋層の切開,③筋腫の核出,④筋層の縫合修復,⑤筋腫核の回収,⑥洗浄と最終確認,⑦症例により癒着防止にはペリプラスト®(ヘキスト)の塗布またはインターシード®(エチコン)の貼付,ドレーン留置をして手術を終える.
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