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今月の臨床 婦人科における検査法—有用性と再評価 不妊
4.Huhnerテスト判定上心注意点
著者: 繁田実1
所属機関: 1兵庫医科大学産婦人科
ページ範囲:P.919 - P.920
文献購入ページに移動 Huhnerテストは1866年Simsによって最初に記載され,1913年Huhnerによって頸管粘液と精子の適合検査としての意義が示され臨床的に実用化された検査法である.実施手技は古典的であるが,いまだこの検査法に代わるものはなく,現在においてもこの検査の意義は明らかであり,その有用性については検討する必要はないと考える.体外受精胚移植術や顕微授精の普及により,不妊症治療は飛躍的な進歩を遂げているが,不妊症患者を診療する場合の重要なプロセスである不妊原因の診断において,このHuhnerテストは必要不可欠である.本稿では,抗精子抗体との関連性を踏まえてこのHuhnerテストについて解説を行う.
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