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今月の臨床 婦人科における検査法—有用性と再評価 不妊
5.子宮内膜日付診をどう利用するか
著者: 高橋真1 深谷孝夫2
所属機関: 1東北大学医学部産婦人科 2東北大学医学部附属病院周産母子センター
ページ範囲:P.921 - P.924
文献購入ページに移動子宮内膜は,エストロゲンおよびプロゲステロンの標的器官であり,月経周期を通じて再生・増殖・分泌と,機能的,形態的にダイナミックな変化をきたす.そのうち黄体期における内膜の分泌化は,増殖期の十分なエストロゲンのプライミングに引き続きプロゲステロンが作用することによって起こる.すなわち,分泌期の子宮内膜組織診は,エストロゲンとプロゲステロン分泌,ひいては黄体機能を反映するという点で診断的意義がある.
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