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今月の臨床 婦人科における検査法—有用性と再評価 不妊
8.GnRHテストはどんな症例に必要か
著者: 小川修一1 荒木重雄1
所属機関: 1自治医科大学産婦人科
ページ範囲:P.932 - P.934
文献購入ページに移動 内因性GnRHの動態を簡単に知ることができれば,その分泌の異常と卵巣機能障害の関係を的確に診断することができる.しかし,視床下部で産生されたGnRHは下垂体門脈血中では確実に測定できる十分な濃度で存在するが1),末梢血中の濃度はきわめて低いと考えられ,その動態から病態を診断することはむりがある.
そこで,外因性にGnRHを投与し,それに反応して分泌されるゴナドトロピンの分泌動態から,間脳—下垂体—卵巣系の病態を明らかにしようとする試みがなされてきた.これがいわゆるGnRHテストである.本稿においては,GnRHテストの適応,検査法,判定基準に関する問題点について述べてみたい.
そこで,外因性にGnRHを投与し,それに反応して分泌されるゴナドトロピンの分泌動態から,間脳—下垂体—卵巣系の病態を明らかにしようとする試みがなされてきた.これがいわゆるGnRHテストである.本稿においては,GnRHテストの適応,検査法,判定基準に関する問題点について述べてみたい.
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