文献詳細
今月の臨床 婦人科における検査法—有用性と再評価
腫瘍
文献概要
子宮頸癌病巣は,CTでは正常頸部間質と癌組織の間にdensityの差がないため,両者を識別することはできないが,MRIではT2強調画像において,前者がlow intensityに,後者がhigh inten—sityに描出されるため,これを識別することが可能である.読影に習熟すると,CT, MRIの子宮外進展評価における精度の差は一般に考えられるほど大きくない.本来であれば,CTとMRIの所見を対比し,詳細に論述すべきところであるが,紙数が限られているため,以下に今後より広く用いられていくであろうMRIを中心に概説する.
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