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今月の臨床 婦人科における検査法—有用性と再評価 腫瘍
6.子宮頸癌,体癌,卵巣癌で腫瘍マーカーをどう選択するか
著者: 尾縣秀信1 加藤紘1
所属機関: 1山口大学医学部産科婦人科
ページ範囲:P.956 - P.958
文献購入ページに移動腫瘍マーカーの選択法の原則については表1に示したように各腫瘍に対して組織選択性腫瘍マーカーのなかから選び,余裕があれば汎用マーカーのなかから追加するのがよい.またCA125とCA130やCA602,あるいはCA19-9とCA50やKM01など同一物質と考えられるものを重複して測定することも避けたい.婦人科悪性腫瘍のなかでは,扁平上皮癌に対するSCC抗原と腺癌に対するCA125が代表的な腫瘍マーカーと考えられるので,ここではそれら2種類の腫瘍マーカーを中心に最近の評価を述べる.
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