臨床婦人科産科51巻9号

1997年09月発行

今月の臨床 婦人科における検査法—有用性と再評価

更年期

3．HRT施行時にホルモン測定は必要か

著者： 米田直人¹ 青野敏博¹

所属機関： ¹徳島大学医学部産科婦人科

ページ範囲：P.968 - P.970

文献概要

　ホルモン補充療法（HRT）の効果はエストロゲンの投与量に依存するため，HRT施行時に血中エストロゲン濃度を測定することは必要であると考えられるが，現在の医療現場においてはほとんど測定が行われていない．その理由は以下のような問題点があるからである．