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文献概要
連載 病院めぐり
関西労災病院
著者: 水谷重康1
所属機関: 1関西労災病院
ページ範囲:P.986 - P.986
文献購入ページに移動 関西労災病院は,六甲山系を背に尼崎市と西宮市の境界となる武庫川東河畔に,昭和28年1月,全国労災病院として4番目に開設された.当初4科50床でスタートしたが昭和28年8月に5科が増設され,昭和34年7月に産婦人科が新設,昭和35年3月に綜合病院の認可を受けた.その後,小児科,ICU棟完成脳神経外科,形成外科,リニアック棟完成,心臓血管外科と増・新設し充実が計られました.病床数670床,外来患者数1日平均1,810名となった現在では,有数の設備と陣容を誇る綜合病院として,市民病院の存在しない尼崎市のみならず,阪神間の勤労者医療ならびに地域医療に貢献してきました.
近年,各企業の安全管理,勤労者の健康管理が向上し,労災病院としての意義づけの再検討の必要な時期にきており,インダストリアルホスピタルとして多角的な取り組みが要求されています.勤労者とその家族をも含めた地域に密着した医療体制の確立に向けて,職員全員が努力をしているところです.
近年,各企業の安全管理,勤労者の健康管理が向上し,労災病院としての意義づけの再検討の必要な時期にきており,インダストリアルホスピタルとして多角的な取り組みが要求されています.勤労者とその家族をも含めた地域に密着した医療体制の確立に向けて,職員全員が努力をしているところです.
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