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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科52巻1号

1998年01月発行

今月の臨床 先天異常をどう診るか

画像診断でどこまでわかるか

1.妊娠初期(15週まで)に診断できる疾患の見つけ方

著者: 新沼武成1 岡村州博1 矢嶋聰1

所属機関: 1東北大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.22 - P.26

文献概要

 近年,産婦人科領域におけるME機器の発達はめざましく,診断技術は大きく向上したといえる.なかでも超音波断層法は非侵襲的でかつ胎児にも安全性が高いと考えられており,妊婦管理,胎児管理にはなくてはならないものとなっている.とくに最近は経腟超音波断層法が普及し,高周波プローブにて対象を近距離で走査することによって,妊娠初期の状態を詳細に観察することが可能となった.このことにより従来,妊娠中期になってから診断されることが多かった胎児形態異常が妊娠初期に発見されることが多くなってきている.また,数年前より経腟超音波カラードプラ法も導入され,さらなる新展開をみせている.
 本稿では,妊娠初期(妊娠15週まで)に超音波断層法によって診断できる異常妊娠および胎児形態異常などについて述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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