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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科52巻1号

1998年01月発行

文献概要

今月の臨床 先天異常をどう診るか 新しい検査法

4.母体血からの胎児診断

著者: 北谷真潮1

所属機関: 1金沢医科大学人類遺伝学研究部門

ページ範囲:P.54 - P.56

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 胎児の遺伝性疾患や染色体異常症の診断は,絨毛採取や羊水穿刺で得た胎児由来細胞を用いて行われている.これらの方法は少ないながらも胎児損傷や流産の危険を伴う.より侵襲の少ない胎児診断法が求められている.妊娠母体末梢血中には極少量の胎児血球が存在する.この胎児血球を分取できればPCR (polymerase chain reaction)法やFISH(fluorescence in situ hybridization)法で,遺伝子変異や数的染色体異常の診断が可能となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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