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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科52巻1号

1998年01月発行

今月の臨床 先天異常をどう診るか

胎内治療の現況

1.経母体薬物治療

著者: 佐藤昌司1 小柳孝司1 中野仁雄2

所属機関: 1九州大学医学部附属病院周産母子センター 2九州大学医学部婦人科学産科学

ページ範囲:P.61 - P.63

文献概要

 胎児治療の目的は,病的状態にある胎児,あるいは未熟性ゆえに胎外生活への適応が困難であると判断された胎児に対し,子宮内で治療を行うことによって病態の回復,病態の進行の抑制,あるいは生理的な成熟過程を促進することにより最適条件で新生児治療へ移行させることにある.本稿では,母体に投与された薬物が経胎盤的に胎児に移行し,児の疾病に対して効果を及ぼす機序を用いた経母体薬物治療法に関して,疾患別に概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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