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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科52巻1号

1998年01月発行

今月の臨床 先天異常をどう診るか

病児への対応をめぐって

1.出生前のインフォームドコンセント

著者: 神保利春1

所属機関: 1香川医科大学

ページ範囲:P.78 - P.80

文献概要

 周産期医療におけるインフォームドコンセントは,周産期医療が母児双方を対象とすること,ならびに母児に関する医学的な状況が急変しやすいという救急医学的性格をもつことなどから,日常診療においても,十分に行い得ないことが少なくはない.近年急速な発展を遂げつつある胎児医療においては,胎児診断,胎児治療のいずれについても,インフォームドコンセントの重要性がきわめて高いにもかかわらず,その実施にあたっては困難な問題が多く,担当医や妊婦・家族が戸惑う場合もけっして少なくはない.
 病児への対応をめぐる出生前のインフォームドコンセントが抱えるいくつかの問題について考えてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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