臨床婦人科産科52巻10号

1998年10月発行

連載 カラーグラフ

実践的な腹腔鏡下手術・22

良性の卵巣嚢腫と判断して遭遇した早期卵巣癌：Ⅱ—術後に判明した症例から

著者： 伊熊健一郎¹ 子安保喜¹ 堀内功¹ 西尾元宏¹

所属機関： ¹宝塚市立病院産婦人科

ページ範囲：P.1231 - P.1233

文献概要

　今回は，術後に組織診断から悪性と判明した5症例の①術前の画像所見，②実際の手術内容，③摘出標本と病理診断，④術後の化学療法と管理などを振り返るとともに，⑤2nd look laparoscopy所見なども供覧する．
　このように腹腔鏡下手術は，いつでも再現することが可能である点を特筆しておきたい〔また前回と今回の内容についてはビデオ「卵巣ガンとの遭遇」（毎日EVRシステム）をご参照いただきたい〕．