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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科52巻10号

1998年10月発行

文献概要

今月の臨床 羊水 羊水の生物学

5.胎児発育,成熟と羊水の役割

著者: 由良茂夫1 佐川典正1

所属機関: 1京都大学大学院医学研究科婦人科学産科学

ページ範囲:P.1254 - P.1257

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 子宮内の胎児発育には羊水の存在が不可欠である.また,羊水中には胎児や胎盤,卵膜から産生,分泌される物質のみならず,マクロファージなどの免疫系細胞からも産生,分泌された種々の生理活性物質が高濃度に存在している.これらは母体の脱落膜,子宮筋に作用して妊娠維持に関与するだけでなく,胎児の発育,成熟にとっても重要な役割を有している.本稿では羊水および,羊水中の生理活性物質が胎児の発育や成熟に及ぼす影響について概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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