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今月の臨床 羊水 羊水の生物学
5.胎児発育,成熟と羊水の役割
著者: 由良茂夫1 佐川典正1
所属機関: 1京都大学大学院医学研究科婦人科学産科学
ページ範囲:P.1254 - P.1257
文献購入ページに移動 子宮内の胎児発育には羊水の存在が不可欠である.また,羊水中には胎児や胎盤,卵膜から産生,分泌される物質のみならず,マクロファージなどの免疫系細胞からも産生,分泌された種々の生理活性物質が高濃度に存在している.これらは母体の脱落膜,子宮筋に作用して妊娠維持に関与するだけでなく,胎児の発育,成熟にとっても重要な役割を有している.本稿では羊水および,羊水中の生理活性物質が胎児の発育や成熟に及ぼす影響について概説する.
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