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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科52巻10号

1998年10月発行

今月の臨床 羊水

羊水異常の診断

1.羊水量の評価

著者: 石川薫1

所属機関: 1名古屋第一赤十字病院総合周産期母子医療センター産婦人科

ページ範囲:P.1262 - P.1264

文献概要

正常羊水量の実測値
 12文献705例(妊娠8〜43週)の実測値を総括したBraceら1)によるデータ(図1)が,現在コンセンサスの得られた正常羊水量である.羊水量は妊娠32週まで増加し平均800mlに達し,以降の妊娠39週までは平均700〜800mlの一定値をとる.妊娠40週以降は減少し妊娠42週には平均400mlとなる.正常羊水量はMean±2SDの範囲(2.5%〜97.5%)に定義されることが多い.妊娠30週を例にとると,2.5th percentileの318mlより97.5th percentileの2,100mlの範囲が正常羊水量となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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