文献詳細
今月の臨床 羊水
羊水異常の治療
文献概要
pPROM(preterm PROM)は発症時期が早期であるほど,細菌感染をはじめとする母児のリスクは高く,管理に苦慮することが多い.羊水過少を伴う場合には,胎児仮死,絨毛膜羊膜炎(CAM)の頻度は高く,妊娠継続は困難で1)予後不良例の頻度は高い(図1).
また羊水過少では羊水圧は低下し,肺胞液の流出や胸郭の圧迫,呼吸様運動の制限などから,児にとって致命的な肺低形成が危惧されることになる.25週未満のpPROMで羊水過少が14日以上持続した場合の周産期死亡率は,90%以上と報告されている2).
また羊水過少では羊水圧は低下し,肺胞液の流出や胸郭の圧迫,呼吸様運動の制限などから,児にとって致命的な肺低形成が危惧されることになる.25週未満のpPROMで羊水過少が14日以上持続した場合の周産期死亡率は,90%以上と報告されている2).
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