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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科52巻10号

1998年10月発行

連載 Estrogen Series・31

デザイナーエストロゲン

著者: 矢沢珪二郎1

所属機関: 1ハワイ大学

ページ範囲:P.1307 - P.1309

文献概要

 エストロゲンは,骨や心臓,血管,それに血中コレステロールなどには望ましい作用をもつが,乳房や子宮に対する作用はむしろ望ましいものではない.そこで乳腺や子宮内膜には作用せず,しかし骨や血管には選択的に作用するエストロゲンがあればホルモン補充療法(HRT)は副作用が減少し,より有効となるであろう.この点で,最近Raloxifeneという物質が注目されている.この問題に関し,二つのコメントをご紹介したい.一つは英国Lancet誌(1997年9月)によるもの,もう一つは米国のNew England Journal of Medicine(1997年12月)によるものである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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