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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科52巻11号

1998年11月発行

連載 産婦人科キーワード・19

肥満遺伝子

著者: 米田直人1

所属機関: 1大阪浜田病院

ページ範囲:P.1413 - P.1413

文献概要

語源・歴史
 肥満はエネルギー接取と消費のバランスの破綻により生じるが,肥満の発症防御のために脂防細胞に由来する液性因子が,飽満因子として中枢(視床下部)に伝達され,エネルギー摂取量を調節するフィードバック機構(lipostatic theory)が存在すると考えられていた.
 1994年,Friedmanらはポジショナルクローニング法により遺伝性肥満マウス(ob/obマウス)の肥満の病因遺伝子として肥満遺伝子(ob遺伝子)のcDNAの単離に成功し,この遺伝子産物こそが飽満因子であることを明らかにした.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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