文献詳細
連載 産婦人科キーワード・19
文献概要
語源・歴史
肥満はエネルギー接取と消費のバランスの破綻により生じるが,肥満の発症防御のために脂防細胞に由来する液性因子が,飽満因子として中枢(視床下部)に伝達され,エネルギー摂取量を調節するフィードバック機構(lipostatic theory)が存在すると考えられていた.
1994年,Friedmanらはポジショナルクローニング法により遺伝性肥満マウス(ob/obマウス)の肥満の病因遺伝子として肥満遺伝子(ob遺伝子)のcDNAの単離に成功し,この遺伝子産物こそが飽満因子であることを明らかにした.
肥満はエネルギー接取と消費のバランスの破綻により生じるが,肥満の発症防御のために脂防細胞に由来する液性因子が,飽満因子として中枢(視床下部)に伝達され,エネルギー摂取量を調節するフィードバック機構(lipostatic theory)が存在すると考えられていた.
1994年,Friedmanらはポジショナルクローニング法により遺伝性肥満マウス(ob/obマウス)の肥満の病因遺伝子として肥満遺伝子(ob遺伝子)のcDNAの単離に成功し,この遺伝子産物こそが飽満因子であることを明らかにした.
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