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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科52巻12号

1998年12月発行

連載 カラーグラフ

実践的な腹腔鏡下手術・24

種々の癒着に対する剥離操作について:Ⅱ—骨盤内の癒着例から

著者: 伊熊健一郎1 子安保喜1 堀内功1 西尾元宏1

所属機関: 1宝塚市立病院産婦人科

ページ範囲:P.1443 - P.1445

文献概要

 前号では腹壁との癒着例を紹介した.今回は,骨盤内癒着の代表的なものを紹介する.これらの癒着には,病態が多彩なため術前の予想と大きく異なることや,腹腔内の観察や手術操作を開始してはじめてその程度が判明することも多々ある.また術者やスタッフの構成や施設間における対処の内容にも大きな違いがあり,方針の決断に苦慮することも現実にある.しかし,従来の既成概念や固定概念にとらわれることなく,腹腔鏡下手術としての『技』の習熟や創意・工夫によりある程度の克服にはチャレンジしたいものである.
 ☞次回は,「子宮内膜症の病態とその問題点などか ら—チョコレート嚢腫合併例を中心にして」を 報告する予定である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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