文献詳細
文献概要
今月の臨床 内視鏡手術—どこまで進んだか 腹腔鏡下手術
6.卵管形成術
著者: 原田省1 谷川正浩1 岩部富夫1 寺川直樹1
所属機関: 1鳥取大学医学部産科婦人科
ページ範囲:P.1518 - P.1520
文献購入ページに移動卵管障害の治療としては,卵管形成術,体外受精—胚移植(IVF-ET)および卵管鏡下再疎通術が行われる.実地臨床の場では,IVF-ETが簡便となり広く普及したこともあって,手術療法に比べ安易にIVFが選択される傾向にある.しかしながら,卵管形成術あるいは卵管鏡下再疎通術は自然妊娠をもたらすことができる点でIVFとは本質的に異なっており,適応症例には積極的に試みるべきである.本稿では,腹腔鏡下卵管形成術について解説する.
掲載誌情報