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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科52巻2号

1998年02月発行

今月の臨床 腫瘍マーカーは何を語るか

診断への実践的応用

5.組織診に利用される腫瘍マーカー

著者: 坂本穆彦12 土田里香12 山内直子12

所属機関: 1東京大学大学院医学系研究科人体病理学 2東京大学医学部病理学教室

ページ範囲:P.173 - P.175

文献概要

 腫瘍マーカーが組織診で利用される際は免疫組織化学的染色(免疫染色)として用いられる1-3).組織学的診断はヘマトキシリン・エオシン染色(HE染色)標本での所見を基準として行われるが,その診断を補助するためには種々の染色法が考察され実用化されている.免疫染色はこれらの特殊染色とよばれるものの1つと捉えることができる.
 本稿では免疫染色のもつ意義と限界性について一般的な事項について述べる.次いで子宮および卵巣の病変を中心に免疫染色が実地の組織診に有効な事例に限定して各論的に概説する.研究段階にあるがまだ実用化していない多くの抗体が報告されているが,これらについては割愛する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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