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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科52巻3号

1998年03月発行

今月の臨床 産科と凝固異常

産科診療と凝固異常

3.ITP合併妊娠

著者: 杉本充弘1

所属機関: 1日本赤十字社医療センター産婦人科

ページ範囲:P.292 - P.295

文献概要

 特発性血小板減少性紫斑病(idiopathic throm—bocytopenic purpura,以下,ITP)は,自己抗体が血小板と結合することによって血小板が破壊され,血小板数の減少をきたす自己免疫疾患と考えられている.ITPは生殖年代の女性に好発することから,妊娠に合併する血液疾患のなかで頻度が高い.また,抗血小板抗体は胎盤を通過し,胎児に血小板減少を起こすことから,出血傾向は母体だけでなく,胎児・新生児でも問題となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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