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今月の臨床 経腟超音波を使いこなす 産科での活用
9.胎児胎盤循環と血流計測—経腟カラードプラ・パワードプラ・パルスドプラの応用
著者: 夫律子1
所属機関: 1国立善通寺病院産婦人科・臨床研究部
ページ範囲:P.458 - P.465
文献購入ページに移動 妊娠初期には一般に経腟超音波を使用する頻度が高くなり,妊娠初期からの胎児診断の報告も多くなってきた.経腟的アプローチは,周産期領域では妊娠初期だけでなく,妊娠中・後期においても胎児脳の観察などに威力を発揮する.さらに近年,高周波経腟プローブにカラードプラ,パワードプラを併用することにより,妊娠初期の胎児血流が描出可能となり胎児形態診断がさらに明確になってきた.また,パルスドプラによる胎児血流計測も可能である.
本稿では,経腟カラードプラ・パワードプラ・パルスドプラの応用として,主に妊娠初期における子宮内循環と胎児循環について述べ,妊娠中・後期についても若干触れる.
本稿では,経腟カラードプラ・パワードプラ・パルスドプラの応用として,主に妊娠初期における子宮内循環と胎児循環について述べ,妊娠中・後期についても若干触れる.
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