icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科52巻4号

1998年04月発行

今月の臨床 経腟超音波を使いこなす

婦人科腫瘍の鑑別診断

10.卵巣上皮性悪性腫瘍

著者: 赤松信雄1

所属機関: 1姫路赤十字病院産婦人科

ページ範囲:P.600 - P.607

文献概要

 卵巣腫瘍は他の臓器の腫瘍と比べてその組織型は種類が多い.そのなかで手術療法の適応となる卵巣腫瘍の約半数を表層上皮性・間質性腫瘍が占める.とくに悪性腫瘍・境界悪性腫瘍での比率は高く,80%前後が表層上皮性・間質性腫瘍である.
 表層上皮性・間質性腫瘍には表1に示す10種類を超えるものがある1).しかしながら,表層上皮性・間質性腫瘍は比較的特徴像に乏しいものが多い.本稿では,悪性と境界悪性の表層上皮性・間質性腫瘍の超音波断層像などの一般的所見と一部の特徴的な所見を示す腫瘍について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら