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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科52巻5号

1998年05月発行

文献概要

今月の臨床 早産対策—いま臨床医ができること 外来での対策—私はこうしている

2.経腟超音波所見と治療指針・1

著者: 宮村庸剛1 増崎英明1

所属機関: 1長崎大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.678 - P.680

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 早産防止に対する経腟超音波断層法(以下,経腟法と略す)の応用として,切迫早産および頸管無力症における子宮頸部の観察がある.このうち切迫早産では主として頸管閉鎖部分の長さ(頸管短縮度,cervical length)が早産の予測因子となり,頸管無力症では内子宮口部分の開大が診断基準となりうる.ここでは経腟法による頸管無力症の診断について,当科における臨床成績および文献的考察に基づいて言及する.なお,われわれはcervical lengthを頸管短縮度と表現するが,その理由は他の文献に詳述したので,これを参照されたい1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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