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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科52巻5号

1998年05月発行

今月の臨床 早産対策—いま臨床医ができること

外来での対策—私はこうしている

3.炎症マーカーの利用・2

著者: 斎藤滋12

所属機関: 1奈良県立医科大学産婦人科 2富山医科薬科大学産科婦人科

ページ範囲:P.692 - P.693

文献概要

 近年,早産の原因として絨毛羊膜炎の存在が注目されている.筆者らのデータにおいても早産243例の57.7%に病理学的絨毛羊膜炎の所見が得られている.このことは絨毛羊膜炎を早期に診断し治療すれば,早産数を現在の1/2に減少させ得ることを意味する.外来での妊婦検診に際して,産科医は腟炎や頸管炎を早期に診断する必要性が生じてきている.ここでは炎症マーカーを利用した早産対策について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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