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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科52巻6号

1998年06月発行

今月の臨床 卵管性不妊症への対応

原因

3.子宮筋腫による卵管狭窄は起こりうるのであろうか?

著者: 可世木久幸1 北川優2 西中健二2

所属機関: 1日本医科大学産婦人科 2医療法人双鳳会山王クリニック

ページ範囲:P.792 - P.795

文献概要

子宮筋腫による卵管狭窄は起こりうるのであろうか?もしも起こり得るならばそれは不妊症の原因になるのであろうか?そのような子宮筋腫合併不妊症の治療の方法はどうしたらよいのであろうか?
 まず,卵管狭窄による不妊症の定義について考えてみよう.一般的に卵管に完全な通過障害が起きている場合には,卵管狭窄ではなく卵管閉塞という用語が使用される.したがって,卵管狭窄による不妊症とは卵管の通過障害は起きていないが卵管が狭くなっているために卵管の機能障害を来たし,その結果,妊孕性が妨げられているものと定義できる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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