icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科52巻6号

1998年06月発行

今月の臨床 卵管性不妊症への対応

原因

4.子宮外妊娠の保存的治療—メリットとデメリット

著者: 近藤芳仁1 石川雅彦1 植村次雄1

所属機関: 1横浜市立大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.796 - P.799

文献概要

 近年,高感度妊娠反応試薬および経腟超音波断層法の普及により子宮外妊娠の早期発見が可能になった.一方,腹腔鏡の発達に伴い,子宮外妊娠においても腹腔鏡下の診断や治療がなされるようになり,それに伴い妊孕性を保つために卵管の摘出を行うことなく卵管を温存する治療法が普及しつつある.しかし,卵管を温存した場合,術後卵管閉塞,反復子宮外妊娠,存続外妊症(persistentectopic pregnancy)などの問題点もクローズアップされるようになった.ここでは代表的な卵管保存療法の適応,手技を概説し,外科的保存療法を中心にそれらの問題点について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら