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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科52巻7号

1998年07月発行

今月の臨床 難治性細菌感染症

感染症難治化の要因

2.耐性菌出現のメカニズム

著者: 竹村弘1 嶋田甚五郎1

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学微生物学

ページ範囲:P.904 - P.907

文献概要

 抗菌薬が開発される以前は,感染症は医学上最も重要な課題であった.しかし,今日,抗菌薬療法の進歩により,一般的な細菌感染症の治療に難渋することは少なくなり,抗腫瘍療法,臓器移植,医療機器による生命管理などの先端医療が可能となった.一方,より広い抗菌スペクトル,より強い抗菌力をめざした抗菌薬の開発には,必然的にそれらに対する耐性菌の出現を伴っている1).本稿では,耐性菌出現のメカニズムとその対策について概説したい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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