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今月の臨床 難治性細菌感染症 産科の難治性感染症
1.妊婦の劇症A群溶連菌感染症
著者: 高木耕一郎1 村岡光恵1
所属機関: 1東京女子医科大学附属第二病院産婦人科
ページ範囲:P.937 - P.939
文献購入ページに移動 A群溶連菌は,黄色ブドウ球菌などと異なり,薬剤耐性などの問題が少なく,これまで臨床的には比較的話題にされることの少なかったグラム陽性細菌である.しかし近年,黄色ブドウ球菌による敗血症性ショック(toxic shock syndrome:TSS)と類似の,劇的に発症し,DICから多臓器不全へと移行し,死亡率の高い劇症A群溶連菌感染症(streptococcal toxic shock syndrome, toxicshock like syndrome:STSS,TSLS)が注目されるようになってきた.
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