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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科52巻7号

1998年07月発行

今月の臨床 難治性細菌感染症

予防と治療

3.難治性感染症に対するグロブリン製剤の役割

著者: 北原光夫1

所属機関: 1東京都済生会中央病院内科

ページ範囲:P.966 - P.968

文献概要

概要
 筋肉注射(筋注)用として約40年前に市場にあらわれた免疫グロブリン製剤(以下,グロブリン製剤)はB細胞欠如のある症例に限られて使用されてきた.しかし,筋注では投与量が限られてしまうために,静脈注射(静注)用の製剤が開発された.これにより,多量のグロブリンを投与することが可能となった.
 現在まで,グロブリン欠乏症への投与,あるいはある種の限られた感染症には有効性が証明されているが,難治性細菌感染症あるいは重症感染症に対する有効性は大規模スタディあるいは二重盲検により証明されていない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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