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今月の臨床 難治性細菌感染症 予防と治療
3.難治性感染症に対するグロブリン製剤の役割
著者: 北原光夫1
所属機関: 1東京都済生会中央病院内科
ページ範囲:P.966 - P.968
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筋肉注射(筋注)用として約40年前に市場にあらわれた免疫グロブリン製剤(以下,グロブリン製剤)はB細胞欠如のある症例に限られて使用されてきた.しかし,筋注では投与量が限られてしまうために,静脈注射(静注)用の製剤が開発された.これにより,多量のグロブリンを投与することが可能となった.
現在まで,グロブリン欠乏症への投与,あるいはある種の限られた感染症には有効性が証明されているが,難治性細菌感染症あるいは重症感染症に対する有効性は大規模スタディあるいは二重盲検により証明されていない.
筋肉注射(筋注)用として約40年前に市場にあらわれた免疫グロブリン製剤(以下,グロブリン製剤)はB細胞欠如のある症例に限られて使用されてきた.しかし,筋注では投与量が限られてしまうために,静脈注射(静注)用の製剤が開発された.これにより,多量のグロブリンを投与することが可能となった.
現在まで,グロブリン欠乏症への投与,あるいはある種の限られた感染症には有効性が証明されているが,難治性細菌感染症あるいは重症感染症に対する有効性は大規模スタディあるいは二重盲検により証明されていない.
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