文献詳細
原著
子宮筋腫に対する腹腔鏡併用腟式子宮全摘術(LAVH)施行症例の検討
著者: 竹田明宏1 渡邊義輝1 塚原慎一郎1 井箟一彦1
所属機関: 1岐阜県立多治見病院産婦人科
ページ範囲:P.995 - P.998
文献概要
1995〜1997(平成7〜9)年度に407例の子宮筋腫症例に対して子宮全摘術を行ったが,その内訳は腹式子宮全摘術34例,腟式298例,LAVH70例およびLAVH非完遂による術中開腹症例5例であり,開腹手術の割合を9.6%まで下げることが可能であった.LAVH70例中上記①の条件による症例は33例あり,その平均摘出物重量は517gであり,②③④の条件による症例は37例あり,平均摘出物重量は242gであった.LAVHは腟式の適応拡大に有用な手段であると考えられた.
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