文献詳細
今月の臨床 サイトカインと産婦人科
性機能とサイトカイン
5.黄体形成とサイトカイン
著者: 藤川智行123 早川智1 福岡秀興2 佐藤和雄1
所属機関: 1日本大学医学部産婦人科 2東京大学医学部発達医科学 3大阪大学先端科学技術共同研究センター
ページ範囲:P.1036 - P.1040
文献概要
諸家により,卵巣局所における白血球から分泌されるサイトカインなどの免疫因子が卵巣機能の調節に関与することが報告されている.とくに黄体での分化では,それらが重要な役割を果たしていると考えられている,本稿では,黄体の分化の過程の一つである黄体形成とサイトカインに関して本教室の成果も交え述べてみたい1-3).
掲載誌情報