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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科52巻8号

1998年08月発行

今月の臨床 サイトカインと産婦人科

妊娠とサイトカイン

4.子宮内感染・絨毛膜羊膜炎とサイトカイン

著者: 前田和寿1 青野敏博1

所属機関: 1徳島大学医学部産科婦人科

ページ範囲:P.1052 - P.1055

文献概要

 子宮内感染・絨毛膜羊膜炎は,切迫早産・pre—term PROMの発生要因の一つであり,その結果,早産に至ることが多い.したがって子宮内感染・絨毛膜羊膜炎を早期に診断することは早産予防にとって非常に重要である.近年,早産を予知する方法として従来の絨毛膜羊膜炎の検査(母体白血球数,CRP)の他に腟分泌物検査,経腟超音波法による頸管長の測定,癌胎児性フィプロネクチン,顆粒球エラスターゼ,サイトカインの測定などが注目されている.
 とくにサイトカインと子宮内感染・絨毛膜羊膜炎に関する報告が多数みられるようになってきている.今回,筆者らの報告を含めてサイトカイン濃度と子宮内感染・絨毛膜羊膜炎の関連について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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