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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科52巻8号

1998年08月発行

連載 産婦人科キーワード・13

IGF

著者: 米田直人1

所属機関: 1徳島大学

ページ範囲:P.1098 - P.1098

文献概要

歴史
 IGFは成長ホルモンの作用を仲介し,インスリン様作用を持つペプチドであり,個体の発育・成長にきわめて重要な役割を果たしている.成長ホルモンによって体内でつくられ軟骨への硫酸塩の取り込みを促進する物質は,当初sulfation factorと呼ばれ,その後ソマトメジンの名称が用いられるようになった.一方,血中のインスリン様活性の研究から2種類のペプチドが精製され,insulin-like growth factor (IGF)Ⅰ・Ⅱと命名された.その後の研究でIGF—ⅠはソマトメジンCと一致することが明らかとなり,現在ではソマトメジンよりもIGFの名称を使用することのほうが多い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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