文献詳細
連載 産婦人科キーワード・13
文献概要
歴史
IGFは成長ホルモンの作用を仲介し,インスリン様作用を持つペプチドであり,個体の発育・成長にきわめて重要な役割を果たしている.成長ホルモンによって体内でつくられ軟骨への硫酸塩の取り込みを促進する物質は,当初sulfation factorと呼ばれ,その後ソマトメジンの名称が用いられるようになった.一方,血中のインスリン様活性の研究から2種類のペプチドが精製され,insulin-like growth factor (IGF)Ⅰ・Ⅱと命名された.その後の研究でIGF—ⅠはソマトメジンCと一致することが明らかとなり,現在ではソマトメジンよりもIGFの名称を使用することのほうが多い.
IGFは成長ホルモンの作用を仲介し,インスリン様作用を持つペプチドであり,個体の発育・成長にきわめて重要な役割を果たしている.成長ホルモンによって体内でつくられ軟骨への硫酸塩の取り込みを促進する物質は,当初sulfation factorと呼ばれ,その後ソマトメジンの名称が用いられるようになった.一方,血中のインスリン様活性の研究から2種類のペプチドが精製され,insulin-like growth factor (IGF)Ⅰ・Ⅱと命名された.その後の研究でIGF—ⅠはソマトメジンCと一致することが明らかとなり,現在ではソマトメジンよりもIGFの名称を使用することのほうが多い.
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