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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科52巻9号

1998年09月発行

症例

多量の腹水およびCA12-5の異常高値を認めた硬化性間質性腫瘍の1例

著者: 西條良香13 岡山哲也1 寺澤晃司1 小林津月1 湯浅敏正1 森下一1 沼本敏2

所属機関: 1高知市立市民病院産婦人科 2高知市立市民病院臨床病理検査科 3徳島県立海部病院産婦人科

ページ範囲:P.1215 - P.1218

文献概要

 患者は33歳.未婚,未経妊.持続する腹部症状にて受診し,超音波検査および腹部CT検査にて左卵巣腫瘍と多量の腹水が認められた.開腹術を施行したところ,大量の腹水(約7.4l)および左卵巣腫瘍を認めた.術後の病理検査にて左卵巣の硬化性間質性腫瘍(sclerosing stromal tumor:SST)と診断された.術後,高値を示していたCA12-5は正常化した.現在術後2年が経過するが,腹水の再貯留やCA12-5の再上昇は認めていない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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