icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科53巻1号

1999年01月発行

今月の臨床 性の分化とその異常—どこまで解明されたか

性分化のOverview

3.治療の原則

著者: 玉舎輝彦1

所属機関: 1岐阜大学医学部産科婦人科

ページ範囲:P.24 - P.27

文献概要

 性の基準は,性染色体(XX,XY),性腺(卵巣,精巣),外性器の形態が本来すべて同一の性である.これらに性の相互間に矛盾があるか,これら性の分化に異常があるものを半陰陽という.
 発現機序には,①卵子・精子の形成過程の減数分裂または受精卵の有糸分裂過程での異常により,性染色体(性腺・性器の分化・発育を支配する)が異常を示す.②XX,またはXYの性染色体を有しながら性腺が分化異常を示す.③ホルモン状態の異常では,エストロゲン過剰作用による早発乳房発育や,アンドロゲン過剰産生で男(性)化が起こる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら