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今月の臨床 性の分化とその異常—どこまで解明されたか 性分化の遺伝子・分子機構
2.性腺の分化と遺伝子
著者: 新家利一1 中堀豊1
所属機関: 1徳島大学医学部公衆衛生学
ページ範囲:P.39 - P.41
文献購入ページに移動 1990年,Y染色体上の精巣決定因子であるSRYが発見され,その後,性分化異常症の患者の解析から性腺の分化に関与する遺伝子がいくつか明らかにされてきた.最近ではトランスジェニックマウスやノックアウトマウスを用いた研究によってこれらの遺伝子産物の生体内での機能が少しずつ明らかになってきている.しかし性分化の機構に関しては断片的にしか知られておらず,不明な点が多い(図).性腺の分化に関与する遺伝子の最近の知見についてまとめた.
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