icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科53巻1号

1999年01月発行

今月の臨床 性の分化とその異常—どこまで解明されたか

性分化の遺伝子・分子機構

2.性腺の分化と遺伝子

著者: 新家利一1 中堀豊1

所属機関: 1徳島大学医学部公衆衛生学

ページ範囲:P.39 - P.41

文献概要

 1990年,Y染色体上の精巣決定因子であるSRYが発見され,その後,性分化異常症の患者の解析から性腺の分化に関与する遺伝子がいくつか明らかにされてきた.最近ではトランスジェニックマウスやノックアウトマウスを用いた研究によってこれらの遺伝子産物の生体内での機能が少しずつ明らかになってきている.しかし性分化の機構に関しては断片的にしか知られておらず,不明な点が多い(図).性腺の分化に関与する遺伝子の最近の知見についてまとめた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら