icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科53巻1号

1999年01月発行

今月の臨床 性の分化とその異常—どこまで解明されたか

性分化異常の臨床

4.子宮奇形

著者: 千石一雄1

所属機関: 1旭川医科大学産婦人科

ページ範囲:P.70 - P.72

文献概要

 ミュラー管(Müller�s duct)の発生異常により生じる子宮奇形は不妊,習慣流産また不育症の重要な要因の一つとして知られている.しかし,その原因に関しては責任遺伝子を含め十分に解明されておらず,また,子宮奇形に関する統一した分類の欠如,診断法の混乱から,その発生頻度に関しても種々の報告が認められる.さらに,子宮の形態異常がどの程度不妊や習慣流産に関与するのかに関しても統一した見解が認められない現状にある.以下に子宮奇形の分類,発生頻度,診断・治療法に関する現況を概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら